■コラム■高身長は筋トレに向かない?

2023/07/11

アンガールズ田中さんの身長は188cmです。

日本人の男性の平均身長は171cmほど。180cmを越えると明らかな高身長と言えるでしょう。
すらっと手足が長くスタイルがよく見えるので「得」とされていますが、ことウエイトトレーニング=筋肉を太く大きくする運動では損ばかりという事を今日はお話しようかと思います。

1:筋肉がついているように見えにくい
30cmの棒と15cmの棒に同じ量の粘土をペタペタとくっつけた場合、15cmの棒のほうが太く見えます。身長が高いという事は骨が長いということですから、低身長の人と同じ量の筋肉がついたとしても高身長の場合は間延びしてしまって見た目として分かりにくいということが起こります。
160cmの人と180cmの人が【上腕を40cmに】という目標を持った場合、より少ない筋肉量で達成できるのは160cmの人ですし、180cmの人はよりたくさんの筋量が必要です。身長が高いから筋肉がつきやすいなんてアドバンテージはありませんから、時間も労力も高身長の人のほうがかかるということです。

一生懸命筋トレをして同じ量の筋肉が増えたとしても、低身長の人は膨らみや逞しさが目に見えやすく、高身長の人は何がどう変わったのかよく分からない。そうなるとやりがいもなく楽しくないですから、モチベーションが上がらず続かない…という悪い流れに。確かに体感として、180cmを越える長身の方は太っていることよりもガリガリであることをコンプレックスに思う方が多い気がします。
逆に体脂肪の場合は、高身長のほうが見た目に反映されにくい(太って見えにくい)ので得と言えるかもしれません。

2:重い重量を扱いにくい
単純に「床に落ちているものを拾って立つ」という動作を思い浮かべてください。高身長の方は足が長いので地面からの距離が遠く、より深くしゃがまないといけませんし、立ち上がるためにはより大きな力を発揮する必要があります。
今度は「腕立て伏せ」を考えてみましょう。腕が長い人は短い人に比べ、床から胸の距離が遠くなります。よって腕立て伏せを行うにはより深く沈まなければならず、より遠くに顔を戻すため強く床を押さなければいけません。これを筋トレ界隈では【可動域が広い】という言い方をします。
高身長ということは、骨が長い分動作の大きさを広くとることになり、「重いものを持ち上げる事」にはとても不利です。筋肉を太くたくましくするために最も手っ取り早い方法は「高重量を扱うこと」ですから、重いものが持ちにくいとなる高身長の方はこの点でも損をしてしまいます。
よく「ベンチ何キロ上がるんだ」という話題が上がりますが、160cmの人と190cmの人が「100kg上がる」と言った場合、重さは同じでも動かしている範囲=可動域が違いますから仕事量は全く違うはずですね。本来比べられるものではないのです。

3:関節への負担が大きく怪我をしやすい
これも上記の【可動域が広い】の話と同じなのですが、ひざや肘など長い骨を支えなければならない関節には大きなストレスがかかります。身長が高くなっても骨や関節組織の丈夫が増えるわけではありません(重要!)から、ケガのリスクは高まってしまう。同じ硬さの木の棒でも、長いものと短いものがあれば長いものの方が折るのは簡単です。
重いものを持てばより大きな距離を動かさなければならず重く感じ、さらに関節には大きなダメージが掛かってしまう。悲しいかなこれが高身長の定めなのです。

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一生懸命トレーニングをしているのに全然見た目に反映されない。どんなに鍛えても「細い」と言われてしまう。こんな経験のある高身長男性は多いはずです。確かに筋肉を丸く太く大きく見せるということに関しては大いに不利。低身長の人よりも多くの筋量を搭載する必要がありますし、そのために行うトレーニングでも高重量が扱いにくい。さらにさらに見た目に反映されるまでの時間も長く掛かります。

だからと言ってあきらめてしまうのではなく、そういうものだと認識して体作りに励んで欲しいと思います。フレームが大きい分、高身長で鍛え上げた体というのは低身長のそれと比べても迫力の出方には大きな差があると感じます。シンプルにかっこいいものです。

筋肉は後から付け加えることが出来ますが、手足の長さや全身のプロポーションというのは後天的に変えるのはほぼ不可能に近い。筋トレで有利だから低身長のほうが良かったなとはならないはずです。むしろ筋トレ以外の日常生活の部分で比べたら身長が高いほうが有利なことの方が多いかもしれません。
人生は配られたカードで勝負するしかないとスヌーピーも言っていますし、自分の身体的な特徴を生かし、その中でベストなスタイルが作れれば良いですね!


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